立春過ぎても寒さ厳しい日々が続く京都。
いつになったら春が来るのかと思っていたら、やっと暖かくなってきました。
大学で研究資料を作っていると、窓の外の光景が目に入りました。
まさに春。春の陽気が手招きしている気がしてなりません。
「メシいってきます」
と一言残して、足早に研究室から逃亡です(笑)
自転車にまたがり、春の到来を感じながら遠くのカフェまで行こうかとウロウロ。
しかし、今回紹介するカフェはそのカフェではなく、その道中にたまたま見つけて飛び込んだカフェです。
その名は『cafe voir clair』
銀閣寺の交差点(白川今出川)から今出川通り南側を西進すると見つかるのが、

シンプルな緑のカンバンに描かれているのはcafeの文字。「c」の文字が途切れていますが、実はそれには意味があります。

実はvoir clairは眼鏡屋さんに併設されたカフェで、1Fが眼鏡屋さんのLune et Lune(ルネェルネ)、2Fがカフェのcafe voir clair(ボアクレール)です。
上の写真は1FのLune et Luneの入り口。
入ってすぐ左側に2Fへ続く階段がありますから、それを上るとそこはもうカフェ。
階段から見て一番奥の席、つまり今出川通り側の席が空いていたので、迷わずそこへ座らせてもらいます。

店内は白と緑が基調とした、清潔感あふれるモダンなデザイン。緑もハデハデではなく、目に優しいくつろげる発色。個人的にはかなりのお気に入りです。第一印象として感じたのは、Ha-Ha apartment cafeをより穏やかにした雰囲気でしょうか。
そんな店内写真の左端に少し写ってますが、「c」の文字が壁に描かれています。
実は、誰しも見たことがある視力検査用のあの「c」のマークなんです。ランドルド環ってやつですね。
眼鏡屋さんの本領発揮ってところですかね(笑)
でもわざとらしさが全くなく、インテリアにマッチしていて文句の付け所がありません。うーん、最高。
そして冒頭の緑のカンバンにある「c」もランドルド環。店名にまで使う徹底したイメージ戦略に脱帽です。

ランドルド環だけでなく、カフェに関係するイラストもまるで視力検査表のように大小並んで描かれています。シンプルで良い!
グッドデザインなインテリアに感心しきりですが、カフェですから何か注文しないと。
というわけで、ブルーベリータルト(450円)とそのセットに紅茶(+200円)をオーダー。
安い!普通オシャレなカフェでケーキセット食べると1000円弱ほどかかるわけですが、ここは650円。安すぎです。もっと払いますよ、って言いたくなります。
と、ここまで色々とvoir clairの素晴らしさを書いてきましたが、voir clairに来て絶対に逃せないポイントがあります。
それが窓から眺められる景色。
今出川通りに面する壁は一面ガラス張りで、しかもおそらく特注のガラスなんでしょう、大きく湾曲したガラスがはめ込まれた出窓のような部分があり、そこにテーブル席があるんです!
言葉で言っても分からないでしょうから、写真を一枚。

分かりますかね、こんな風に今出川通りが一望できるわけです。
写真右側に光が屈折している部分があるのがお分かりいただけるでしょう。こんな風に「コ」の字のようなガラスで囲まれ飛び出た空間があり、そこに置かれたテーブルにすわり、180度の景色を眺めながらケーキを食べる。
こんな贅沢ってあります?しかも650円。最高としか形容できません。

下を眺めると、最初の写真にある緑のカンバン。床ギリギリまでガラスなので、真下もよく見えます。春の陽気を感じつつのこの開放感はたまりません。

と、店内にも店外にも見とれていると、注文したブルーベリータルトと紅茶が出てきました。
450円なんで、量も少ないんじゃあ??とちょっぴり邪推してたんですが、全くそんなこともなく、むしろ多いくらいです。
お皿への盛り付けもとてもキレイで、食べるのが勿体ないと感じるほど。

こちらが紅茶です。目に飛び込んでくるのがカップに描かれた「c」の文字。
写真には写ってませんが、実は、ケーキのお皿にも描いてあったんですよ。
店内のチェアの背もたれにもさりげなく緑で描いてある。
細かいところでは、灰皿の上に置いてあるマッチの紙ケースにも。
もともとシンプルなデザインが好きなこともあり、このような統一感のある、そして美しい演出に一発でやられてしまいました。
行きかう車と人を眺めながら、ゆっくり頂くケーキと紅茶は格別ですね。ブルーベリーの酸味とそえられた生クリームの甘みの調和がおいしい。生クリーム付けすぎて甘いなら、紅茶でお口直し。
voir clair、あまりにも気に入ったために、店内で販売していたカップ&ソーサー(2500円)を2つ買いました。
2種類あったのですが、写真の紅茶が入ったタイプ(カップの背が低い)方をチョイス。お好みに合わせてカップの背が高いほうもどうぞ、お値段は一緒です。

これは家に持ち帰って撮った写真です。
単なるランドルド環「c」ではなく、cafeの「c」
いつもそばにおいて感じたいその空気は、voir clairから持ち帰った空気です。
cafe voir clair (
地図を表示)
京都市左京区浄土寺西田町112-6 ALB.2F